鉄鋼市価安定に 一元統制を急ぐ : 小委員会を新設して検討 : 鉄鋼協議会理事会開く
銑鉄鋼材は完全なる飢饉状態を呈し市価は暴騰につぐ暴騰を演じさながら天井知らずの観を呈しているため至急市価安定策を講ずる必要ありとして日鉄中井社長は民間と協力善処することになり十五日正午より工業倶楽部に鉄鋼協議会理事会を開き 日鉄中井社長、渋沢、中松両常務、日鋼白石副社長、間島常務、鶴見製鋼浅野社長、住友金属矢島常務、神戸製鋼浅田常務、川崎造船川崎専務、小倉製鋼末兼専務、東海鉱業大橋取締役、昭和製鋼伍堂社長の業界首脳部出席 中井日鉄社長より理事会開催の主旨を説明したのち、協議した結果左の如く方針を決定した 一、商工省が今議会に提案を企図している製鉄事業改正法案に対しては賛成なるも該案に対し鉄鋼協議会への諮問を希望する、すなわち鉄鋼国策を双肩に荷っている鉄鋼協議会としても建議することもあるので日鉄中井社長を代表として商工省へ諮問を受けるよう請求すること 一、鉄鋼の商況に関する応急策と根本策につき至急小委員会にて具体的研究に着手すること すなわち (イ)銑鉄の共同販売(一元化)の具体化 (ロ)屑鉄の共同購入(内外とも)について日鉄を中心に共同研究を進…