作業分野原案に対し大阪製鉄が反対 : 製鋼小委員は修正案に応じまい
製鋼懇話会は六日午前十時から日本工業クラブで総会を開き 白石、今泉(日本鋼管)、香村(釜石鉱山)、河村(三菱製鉄)横山、大和(浅野小倉製鋼)、渋沢(富士製鋼)、大橋(東海鋼業)、大出(大阪製鉄)の諸氏出席 先ず香村、河村及び今泉の各小委員から既報の製鋼に関する官民作業分野の協定案について縷々説明するところあり、これに対してはほとんど異論なく大体承認論に傾いたが、大阪製鉄会社の大出善一氏から自家工場の設備能力を基礎として修正案を提出した、その要旨は左の通りである 一、二インチ四分の一(原案は一インチ八分の七)を超ゆる丸鋼八分の七インチ以下及び二インチ八分の五以上の平鋼(原案は二インチを超ゆる平鋼)及び角鋼全部は民間において製造せざること 二、八分の五インチ(原案は二分の一インチ)以下の丸鋼及び二インチ半(原案は二インチ)以下の平鋼は官民自由製造のこと 三、四分の三インチ(原案は二分の一インチ)を超ゆるものより二インチ(原案は一インチ八分の七)に至る丸鋼は製鉄所において製造せざること これによると民間より製鉄所に譲る数量は三二、五三八トン(原案は…
渋沢栄一