渋沢栄一 LOD ビューア

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1913-12-11

新聞 4
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新聞 (4)

0100356291詳細

高商問題捩れる : [奥田文相提案と商科大学問題]

校論一致せず 文部省は商大問題に対し目下冷静の態度を採り、高商側が所謂文相案を承認せざるに於ては断然同案を抛棄するの決心を示し、静かに形勢を観望しつつあり、東大側は既記の通り其経理委員会に於て、商大案の経費を計上せざるを以て、該問題最後の解決点は、高商側が文相案を其儘承認するか否かの一点に帰着す、然るに翻って高商内部の形勢を見るに概ね三種に分れ全く帰一を欠きつつあり (一)本科一二年を中心とする強硬論者は単科大学制にして当局の認むる所とならざる以上は、如何なる条件を以てしても断然商大案を拒絶すべしと主張するもの (二)先輩教授並に専攻部、本科三年を中心とする折衷論者は、帝大一分科大学に関しては之を当局に譲るも、経済科を商大内に置くの点に於て当局案に反対するもの (三)商議員の一部は、全然当局案に賛成するもの 折衷派苦しむ されば商大問題は最早や文部対高商の交渉案件に非ずして、高商内三派の交渉案件に一転するの変体を来し、事件は益す複雑となり、而て昨今該問題の解決に努めつつあるは、渋沢男中野氏を推する所謂折衷派にして一面文部の商大案抛棄…

渋沢栄一
0100356292詳細

高商問題沸騰 : 商大案廃棄か : [奥田文相提案と商科大学問題]

商科大学案に関し高商教授連と同校商議員たる渋沢、中野両氏が八日商業会議所に於て長時間密議を凝したることは既記の如くなるが渋沢、中野両氏の調停も当分物にならざる如く高商側の意志強硬なりと伝うる半面高商が果して最後まで商大案に反対すべきや否や多少の疑問なきに非ざれども高商側の反対に対しては文部側は飽くまで冷然たる態度を持し若し高商の反対激烈にして妥協の余地なしとせば全然該案を廃棄すべきのみと嘯きつつあり又別に聞くが如くんば文相は帝大側に対し高商側の反対も等閑に附し難きに依り該案は当分見合すべき事を公然言明したりとも伝う果して然らば高商は全然商大たるの見込なきに似たれども高商文部間の妥協にして成立せば改めて該案の復活を見ずとも限らず一縷の望みは高商々議員たる渋沢男等が如何に両者の間を調停するかに在り随って目下の処来年度の予算に於て商科大学経費を計上すること不可能にて東大経理委員会は九日の委員会に於て明年度には之が計上を見合せたりと云う然れども茲四五日の間に何とか妥協の途を得ば之を追加することは絶望には非ざる如く高商側が幾何の程度まで主張を持続すべきかは…

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0100356293詳細

帝大、高商の虻蜂取らずか : 高商はとうとう駄々の捏ね損 : 帝大は知らん顔で新しい計画 : [奥田文相提案と商科大学問題]

高等商業学校をして帝国大学の一分科大学たらしめんとする商科大学問題は其後文部当局と帝大側と堅く相提携して幾分高商側を高圧するが如き気勢漸く著しきに高商学生の憤激甚だしく坪野校長、関、佐野、堀の諸教授連日鳩首して切りに学生の感情融和策を講じけるが今は其甲斐なきに至れり、当初高商と帝大商科とを合併すべしという文相の意見には高商も左程の反対はあらざりしが其後帝大経済科をも併せて一ツ橋に移して全然高等商業を帝大の一分科たらしめんとするに及び高商側の反対勃然として起り何時解決すべしとも見えず仲に立てる商議員渋沢、中野、早川諸氏の苦衷殆ど其頂点に達しぬ而も学生等の憤怒は日増しに昂上し去る八日には檄文を印刷して広く校友に配布するなど事態容易ならぬ形勢となれるにぞ前記三商議員は同日坪野校長、関、佐野其他高商の教授数名と商業会議所に会合せしかど何分商業学校が全然帝大の一分科となれる暁には教授も学生も共に失意の運命に陥るべきは火を見るより明かなれば高商側は断乎として一歩も譲歩せず一昨九日に至り帝大経理委員会の結果は帝大の主張遂に高商に対して譲歩の余地なきを示し茲に両…

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0100356294詳細

高等商業問題/商大案撤廃さる : [奥田文相提案と商科大学問題]

高等商業問題 渋沢中野氏奔走 事態漸く重大 奥田文相と会見 渋沢栄一、中野武営の両氏は高商商議員会に於て商大問題に関する奥田文相の提案に反対したるは既報の如くなるが商科大学其のものは両氏等も多年の希望なるを以て深く商大案の前途を憂慮し其の円満なる解決を求めんとするの希望を抱きて高商側と文相側との間に奔走しつつあるは勿論又た自ら高商側を代表して文相の譲歩を要求しつつあり九日も亦た午前中より両氏相携えて文相を内閣に訪問し去る六日及び八日商業会議所に於ける高商教授等と会見の結果を齎して約一時間に亘り交渉を遂ぐる所有りたるが未だ何等の妥協点を発見するに至らずして引き取りたり 解決は両三日中 而して奥田文相は事態の紛糾を恐れて商大案を無期延期に決したりと言い又たは高商を除外して別に帝国大学に商科及び経済科より成る一分科大学を新設す可しと伝うるものあるも文相は未だ最後の決心を固めたるに非ず帝大側の圧迫と高商側の要求との間に板挟みと成りて其の裁断に苦悩しつつあり又た高商側に在りては依然として文相の帝大本位主義に反対して益結束を固くしつつあるを以て両者妥…

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