渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB20009m-0085

四月二日

日付
1926-4-2(day)

説明

四月二日 金 晴 軽暖 午前七時 起床、頃日来ノ風邪全愈セサルニヨリ入浴セス、洗面ノ後朝飧ス、後、 北爪 子誠 氏来リ五誓会援助ノ件ニ付種々依頼アリ、他日熟考ノ上回答スヘキヲ約ス、 吉池 慶正 氏来リ 東北 振向会《(興)》ノ事ヲ談ス、 青森 徳英氏来リ朝鮮人救済ニ付向上会援助ノ事ニ付依頼アリ、東洋経済雑誌社主来リ其出版物ニ援助ノ事ヲ依頼セラル、 副島 八十六 氏来リ日印協会ノ事ヲ談ス、 肥田 景之 、鮮人 李 起東 氏来リ鮮人救獲《(護)》ノ事ヲ談ス 満州 移住ノ 荒川 、 早川 等ノ六名来訪シ、同地方ニ関スル政治経済ニ付要件ヲ申告シ賛助ヲ求メラル、 金子 子爵ニモ同様ノ請願アリタル由ニ付追テ協議シテ何分ノ援助ヲ与フヘキ旨ヲ答フ 十二時 過ヨリ 春樹街 ノ家ニ抵リ午飧ス、畢テ書類ヲ整理シ 午後五時 帰宅ス 此夕、 井野辺 、 高田 二氏来リ御伝記ヲ会読ス、夜 十一時 ニ至リ止ム、畢テ就寝

現代語訳

午前七時、起床。

このところの風邪がまだ全快していないため入浴せず、洗面の後、朝食をとった。

その後、北爪子誠氏が来訪し、五誓会援助の件について種々依頼があった。後日よく考えたうえで回答することを約束した。

吉池慶正氏が来訪し、東北振興会のことを話した。

青森徳英氏が来訪し、朝鮮人救済について向上会援助の件を依頼された。

東洋経済雑誌社主が来訪し、その出版物への援助を依頼された。

副島八十六氏が来訪し、日印協会のことを話した。

肥田景之氏、朝鮮人の李起東氏が来訪し、朝鮮人救護のことを話した。

満州移住の荒川、早川ら六名が来訪し、同地方に関する政治・経済上の要件を申し述べ、賛助を求められた。金子子爵にも同様の請願があったとのことなので、追って協議し、相応の援助を与える旨を答えた。

十二時過ぎから春樹街の家に行き、昼食をとった。終わって書類を整理し、午後五時に帰宅した。

この夕方、井野辺、高田の二氏が来訪し、御伝記を会読した。夜十一時に至ってやめ、終わって就寝した。

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四月二日 金 晴 軽暖

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