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日記DiaryEntryDKB20001m-0266

九月廿九日

日付
1915-9-29(day)

説明

九月廿九日 水 小雨、此日ハ 関西 旅行発途ノ約アルニヨリ、 午前六時 起床、入浴、朝飧ヲ畢リ、揮毫物数葉ヲナシテ、 八時 前家ヲ発シ、 東京 停車場ニ抵リ多数ノ送別人ニ会見ス、 八時三十分 発ノ急行列車ニ搭ス、車中 蜂須賀 侯爵其他ノ知人多シ、 山下 亀三郎 氏ハ松山行ノ東道主人トシテ同行セラル、 名古屋 駅ニテ 清水 市太郎 氏等来リ迎フ、昼食モ夜飧モ車中ノ食堂ニ於テシ、 京都 、 大阪 等ノ停車場ニハ 中川 支配人、 野口 支配人等出会ス、 午後九時 神戸 ニ達ス、 杉田 支配人、 明石 照男 氏案内ニテ 諏訪山 ナル常盤ニ投宿ス、夜ニ入リテ雨強ク風ヲ加フ、明日ノ 四国 行海路険悪ナラント一同憂慮ス、夜 十一時 就寝

現代語訳

小雨。この日は関西旅行に出発する予定があったので、午前六時に起床し、入浴、朝食を済ませ、揮毫を数枚したうえで、午前八時前に家を出発した。

東京停車場に着き、多数の見送りの人々に会った。午前八時三十分発の急行列車に乗る。車中には蜂須賀侯爵その他の知人が多かった。山下亀三郎氏は、松山行きの案内役として同行された。

名古屋駅では清水市太郎氏らが迎えに来た。昼食も夕食も車中の食堂でとった。京都、大阪などの停車場では、中川支配人、野口支配人らが出迎えた。

午後九時、神戸に到着した。杉田支配人、明石照男氏の案内で、諏訪山の常盤に投宿した。夜に入って雨が強くなり、風も加わったため、明日の四国行きの海路は荒れるだろうと一同心配した。

夜十一時、就寝した。

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九月廿九日 水

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