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日記DiaryEntryDKB10021m-0046

二月十五日

日付
1913-2-15(day)

説明

二月十五日 土 曇 寒 午前七時半 起床、入浴シテ朝飧ヲ食ス、 午前十一時 事務所ニ抵リ、来人ニ接シ又庶務ヲ処理ス、 十二時 過 第一銀行 ニ於テ午飧ス、後、行務ヲ処理ス、午後再ヒ事務所ニ於テ数多ノ新聞記者又ハ来訪客ニ接見ス 午前三時 古仁所 豊 《(午後)》、 武之助 ト同伴来訪セラル、 武之助 修学上ノ撿閲ヲ為ス、 午後五時 過キヨリ華族会館ニ抵ル、 孫 文 氏渡来ニ付東亜同文会ニ於テ其歓迎会ヲ開催シタルナリ、来会者百五十名許リ、 清浦 子爵司会ス、食卓上歓迎ノ詞アリ、 孫 氏答詞ス、宴了リテ 孫 氏ノ演説アリ、日支両国ノ親善ヲ企望シ、将来東洋ノ平和ト東西洋ノ均衡ヲ維持センニハ切ニ日支両国ノ協力提携ニ待タサルヘカラサルノ趣旨ヲ反復セラル、其衷情ヨリ発スル切実ノ言詞タルヲ覚フ

現代語訳

午前七時半、起床。入浴して朝食をとる。

午前十一時、事務所に着き、来客に応接し、また庶務を処理する。

十二時過ぎ、第一銀行で昼食をとり、その後、銀行の業務を処理する。午後、再び事務所で多数の新聞記者や来訪客に面会する。

午後三時、古仁所豊が武之助と同伴して来訪される。武之助の修学上の点検を行う。

午後五時過ぎから華族会館に赴く。孫文氏の渡来に伴い、東亜同文会でその歓迎会が開催されたのである。来会者は百五十名ほど。清浦子爵が司会する。食卓で歓迎の言葉があり、孫氏が答辞を述べる。宴が終わってから孫氏の演説があり、日支両国の親善を希望し、将来、東洋の平和と東西洋の均衡を維持するには、ぜひとも日支両国の協力・提携に待たなければならない、という趣旨を繰り返された。その言葉は、衷情から発する切実なものと感じられた。

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見出し

二月十五日 土 曇 寒

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