渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB10016m-0348

十二月二十一日

日付
1908-12-21(day)

説明

十二月二十一日 曇 寒 午前七時 起床、入浴シ、畢テ朝飧ヲ食ス、後、銀行集会所員 木口 氏来リ、 四十二年 ノ経済界ニ関スル意見ヲ口演ス、蓋シ明年ノ銀行通信録ニ記載スル為ナリ、 午前十時 兜町 事務所ニ抵リ、 竹内 、 脇田 二氏ト 宮城屋銀行 ノ事ヲ談ス、又 石川島造船所 重役会ヲ開キ、 石川 氏身上ニ関シ種々ノ談話ヲ為ス、 青木 、 小野沢 、及監査役三名来会ス、畢テ午飧シ、 午後二時 松崎 蔵之助 ヲ 高等商業学校 ニ訪ヒ、 明石 氏ノ事ヲ談ス、更ニ文部省ニ抵リ、大臣ニ 商業大学 ノ事ヲ談ス、 四時 逓信大臣官舎ニ抵リ、 後藤 逓信大臣ニ面話ス、汽車会社ノ事ニ関シテナリ、 五時 帝国ホテル ニ抵リ、仏人 アルベルト ・ カン 氏ヲ訪問ス、種々ノ談話ヲ為シ 六時半 有楽座ニ抵リ 横浜 在留外国人ノ催フシタル歌劇ヲ観ル、夜 十二時 王子 ニ帰宿ス

現代語訳

午前七時、起床。入浴を済ませて朝食をとる。

その後、銀行集会所員の木口氏が来訪し、四十二年の経済界に関する意見を口述した。おそらく、明年の『銀行通信録』に掲載するためである。

午前十時、兜町事務所に到着。竹内、脇田の二氏と宮城屋銀行の件を話し合う。また、石川島造船所の重役会を開き、石川氏の身上に関して種々の話をする。青木、小野沢、および監査役三名が来会した。

終わって昼食をとり、午後二時、松崎蔵之助を高等商業学校に訪ね、明石氏の件を話す。さらに文部省に行き、大臣に商業大学の件を話す。

四時、逓信大臣官舎に行き、後藤逓信大臣と面談する。汽車会社の件についてである。

五時、帝国ホテルに行き、フランス人アルベルト・カン氏を訪問し、種々の話をする。

六時半、有楽座に行き、横浜在留外国人が催した歌劇を観る。

夜十二時、王子に帰宿する。

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見出し

十二月二十一日 曇 寒

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