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日記DiaryEntryDKB10010m-0208

一月三十一日

日付
1902-1-31(day)

説明

一月三十一日 雨、 午前九時 朝飧ヲ畢リ、 十時 過 兜町 事務所ニ抵ル、 仙石 貢 氏来リ、鉄道抵当法案ノ事ヲ談ス、依テ 今村 氏ヲ招致シ共ニ謀リテ明日 桂 総理訪問ノ事ヲ約ス、京仁鉄道会社々員会ヲ開ク、 益田 孝 、 大倉 喜八郎 、 今村 清之助 、 足立 太郎 来会ス、都而原案ニ決定シテ会ヲ閉ス、 午後一時 帝国ホテル ニ抵リ水力電気会社ノ重役会ニ列ス、 富田 鉄之助 、 大倉 喜八郎 、 柿沼 谷蔵 、 福島 甲子三 氏等来会ス、畢テ 神谷 氏ト談話シ更ニ喜賓会ノ事務ニ関シ 南 貞助 氏ト談話ス、 午後四時 兜町 ニ抵リ 前田 青莎 二橋 元長 氏等ヘ書状ヲ発ス、明日催ス処ノ英人ミツチヱル氏送別会席次ニ関シ宮内大臣ヨリ来書アリ、尋テ 長崎 省吾 氏来リテ席次ノ事ヲ談ス、夜 八時 過 浜町 宅ニ帰宿ス、此夜、 安川 敬一郎 氏其男 阿部 氏ト結婚ノ祝宴アリテ紅葉館ニ招待セラレシモ、差支アリテ之ヲ謝絶ス

現代語訳

雨。

午前九時、朝食を終え、十時過ぎに兜町事務所に着く。

仙石貢氏が来訪し、鉄道抵当法案のことを話す。そこで今村氏を招き、共に相談して、明日桂総理を訪問することを約束する。

京仁鉄道会社の社員会を開く。益田孝、大倉喜八郎、今村清之助、足立太郎が来会する。すべて原案どおりに決定して会を閉じる。

午後一時、帝国ホテルに着き、水力電気会社の重役会に出席する。富田鉄之助、大倉喜八郎、柿沼谷蔵、福島甲子三氏らが来会する。終わって神谷氏と話し、さらに喜賓会の事務に関して南貞助氏と話す。

午後四時、兜町に着き、前田青莎、二橋元長氏らへ書状を出す。明日催す予定の英国人ミッチェル氏送別会の席次に関して、宮内大臣から書状が来る。続いて長崎省吾氏が来て、席次のことを話す。

夜八時過ぎ、浜町宅に帰宿する。この夜、安川敬一郎氏の男子と阿部氏との結婚祝宴が紅葉館であり、招待されたが、差し支えがあってこれを謝絶する。

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