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日記DiaryEntryDKB10010m-0019

五月廿四日

日付
1901-5-24(day)

説明

五月廿四日 雨、 午前九時 兜町 宅ニ帰ル、 楠本 男爵来ル、蔵相任務ノ事ニ付切ニ勧誘セラル、然レトモ既ニ決意セシ趣ヲ以テ反覆之ヲ謝絶ス、 午後一時 マテ 兜町 ニ在テ書類ヲ整理ス、 一時四十分 新橋 発ノ汽車ニテ 横浜 ニ抵ル、二十七番館サミユール商会支店主任 ミツチヨル 氏ニ面会シテ北越石油事業ニ付、各会社ヲ合同シテ一会社設立ノ方法ヲ協議ス、 午後四時 過 第一銀行 支店ニ抵リ 市原 氏其他ニ面会ス、 五時十五分 横浜 発ノ汽車ニテ 六時 新橋 ニ着シ、直ニ 浜町 常盤屋ニ抵リ、巴里博覧会出品組合ノ委員会ニ出席ス、 林 忠正 氏、 近藤 、 益田 孝 、 高橋 義雄 、 益田 克徳 ノ諸氏来会ス、事務整理計算決了ノ事ヲ協議シ其方法ヲ定ム、夜 十時 王子別荘 ニ帰宿ス、此日日本鉄道会社重役会アリシモ、多忙ニテ出席ヲ謝絶ス

現代語訳

雨。

午前九時、兜町の自宅に帰る。

楠本男爵が来訪し、大蔵大臣の任務の件について切に勧められた。しかし、すでに決意している旨を述べ、繰り返しこれを辞退した。

午後一時まで兜町にいて、書類を整理する。

一時四十分、新橋発の汽車で横浜に着く。二十七番館サミユール商会支店主任ミッチョル氏に面会し、北越石油事業について、各会社を合同して一会社を設立する方法を協議する。

午後四時過ぎ、第一銀行支店に着き、市原氏その他に面会する。

五時十五分、横浜発の汽車で六時に新橋に着き、直ちに浜町常盤屋に行き、パリ博覧会出品組合の委員会に出席する。

林忠正氏、近藤氏、益田孝氏、高橋義雄氏、益田克徳氏の諸氏が来会する。事務整理と計算の決了について協議し、その方法を定める。

夜十時、王子別荘に帰宿する。

この日、日本鉄道会社の重役会があったが、多忙のため出席を辞退した。

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