渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB10008m-0307

十一月二日

日付
1899-11-2(day)

説明

十一月二日 晴、朝 九時 日本橋倶楽部ニ於テ水力電気会社創立委員会ヲ開クニ列ス 十時 東京市役所ニ於テ参事会ヲ開キ市街鉄道ノ事ヲ議ス、 星 、 高山 等ノ調査セル計算書ハ市ニ不利益多キ事ヲ詳細ニ陳弁シ、計算上ノ得失問題ニ於テハ一人ノ多数ヲ以テ勝ヲ制セシカ、再議ニ付スルノ如何ニ就テ採決スルニ及ンテ 長谷川 深造 氏ノ同意セサリシ為メ、一人ノ少数トナリテ敗ヲ取リシハ頗ル遺憾ナリトス、蓋シ斯ク明亮ナル道理ト計算トヲ縷述スルモ、尚同意者ノ少数ナルハ他ニ原因ルアヘキ事ニテ此一事ニテモ世道人心ノ腐敗歎息スルニ堪ヘタリ、 午後二時 第一銀行 ニ於テ重役会ヲ開ク、夜 兜町 ニ帰宿ス

現代語訳

晴れ。朝九時、日本橋倶楽部で水力電気会社創立委員会が開かれ、これに出席する。

十時、東京市役所で参事会を開き、市街鉄道の件を協議する。星、高山らが調査した計算書は市に不利益が多いことを詳しく述べ、計算上の損得の問題では一人の多数をもって勝つことができた。しかし、再議に付すかどうかについて採決する段になって、長谷川深造氏が同意しなかったため、一人の少数となって敗れたのは、たいへん遺憾である。

思うに、このように明白な道理と計算とを詳しく述べても、なお同意者が少数であるのは、ほかに原因があるはずで、この一事をもってしても世道人心の腐敗は嘆息に堪えない。

午後二時、第一銀行で重役会を開く。夜、兜町に帰宿する。

LLM による自動生成・未校閲。原文を正本とし、参考としてご利用ください(生成元: gpt-5.5@2026-05-11)。

言及場所

IRI:https://shibusawa.or.jp/lod/diary/entry/DKB10008m-0307

同日の他の記事

1899-11-2 の他のソース・他のエントリ

関連リソース

言及人物・場所が共通するエントリ