渋沢栄一 LOD ビューア
日記DiaryEntryDKB10004m-0011

六月六日

日付
1884-6-6(day)

説明

六月六日 晴、 午前六時 ノ汽車ニ搭シ、 八時 敦賀 ニ抵ル、 増田 、 沢木 同行ス、旅亭某ニ投宿ス、 三井銀行 支店 石田 某、 中村 宗七 、 山上 某等来訪シ、相誘引シテ市街ノ勝地ヲ歴覧シ、港内倉庫及汽車駐車場ニ沿フタル波止場ヲ一覧ス 午後、松原ニ抵リ小酌ス、松原ハ海浜ニ接シテ眺望佳絶リ《(ナ脱)》、網ヲ下シテ魚ヲ得、薪ヲ拾フテ之レヲ炙リ、以テ酒ヲ侑ス、頗ル清興ヲ添フ、蓋シ地方諸子余ヲ《(ノ)》来遊ヲ慰ムルカ為ナリ、 午後六時 過帰宿《(原本ニ訂正アリ。七カ)》、此夜地方諸子来訪商事ヲ話ス

現代語訳

晴れ。

午前六時の汽車に乗り、午前八時に敦賀に着いた。増田、沢木が同行した。某旅館に投宿した。

三井銀行支店の石田某、中村宗七、山上某らが来訪し、誘われて市街の名所を巡覧し、港内の倉庫および汽車の駐車場に沿った波止場を一通り見た。

午後、松原に行き、軽く酒を飲んだ。松原は海浜に接して眺望がたいへんよい。網を下ろして魚を捕り、薪を拾ってこれを炙り、酒の肴としたので、たいそう清らかな興趣が添えられた。これはおそらく、地方の諸氏が私の来遊を慰めるためであった。

午後六時過ぎに帰宿した。この夜、地方の諸氏が来訪し、商事について話した。

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言及場所

IRI:https://shibusawa.or.jp/lod/diary/entry/DKB10004m-0011

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