1905(明治38) 年4月1日 Saturday
- 日付
- 1905-4-1(day)
説明
朝九時よりこまの請求で三越呉服店の売出しに出掛る。今日は雨天なる故混雑はさほどではない。フラネル地二反を求める。それから白木屋の方にもはいつたが品物は余程少なく且少し高いやうに思はれた。人出はたんとなかつた。電車で大門まで戻り雨中を歩して赤羽を越へてんぷら屋で昼飯をやる。到底橋善のやうな訳には行かぬ。一時に帰宅す。午後試験調へ。
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- 日記1905-4-1四月一日
四月一日 土 雨 軽暖 午前七時 起床、室内運動ヲ為シ、 八時 朝飧ヲ畢ル 食後新聞紙ヲ閲シ、 午前十一時 兜町 事務所ニ抵リ来人ニ接シ書類ヲ検閲ス、 十二時 第一銀行 ニ抵リ午飧シ食後事務ヲ視ル、 午後三時 兜町 事務所ニ抵ル、 植村 澄三郎 氏来話ス 韓国 尾高 ヨリ書状来ル、 加藤 末郎 ヨリノ来書ヲ落手ス 午後五時 過 王子別荘 ニ帰宿ス、此夕 横山 徳次郎 氏来リ 武之助 修学ノ事ヲ談話ス
詳細 - 井深1905-4-1〔明治38年(1905年)4月1日〕
4月1日(土曜日) Somebody put up a notice to the effect that one of the passengers caught a flying that is six feet long last night and it is exhibited on the upper deck. The admission 10 cents. Many went up to see the fish and found a dried herring with long feathers stuck into the back with the notice over it : “The fish unfortunately shrunk into six inches.” April 1. The admission fee amounted to 12 marks and was given to the seaman’s society. It was a good joke on the fool’s day. 誰が貼ったのか掲示板に紙の告知が出ており、昨夜乗客の1人が6フィートもの大魚を釣り上げたので、それを上甲板で展示する、見物料は10セント、とあった。大勢で見に行ったところ、長い羽を背に刺したニシンの干からびたのが一尾あるばかりである。そして「残念なことに魚は6インチに縮んでしまった。4月1日」と断ってあった。見物料は合計12マルクになり、海員救済金に寄付された。エイプリルフールの愉快な冗談であった。
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